2023 年 6 月 13 日 にリリースされたWindows11(21H2)の更新プロクラム(KB5027223)に関する情報です。
Windows 11(21H2) OS ビルド 22000.2057
改善
このセキュリティ更新プログラムには、更新プログラム KB5026436 (2023 年 5 月 23 日にリリース) の一部である改善が含まれています。この KB をインストールすると、次のことが行われます。
- この更新プログラムは、大規模なアドレスを認識し、 CopyFile APIを使用する32 ビット アプリに影響する既知の問題を解決します。ファイルの保存、コピー、添付時に問題が発生する可能性があります。拡張ファイル属性を使用する商用またはエンタープライズ セキュリティ ソフトウェアを使用している場合、この問題が影響を受ける可能性があります。Microsoft Office アプリの場合、この問題は 32 ビット バージョンにのみ影響します。「ドキュメントは保存されませんでした」というエラーが表示される場合があります。
- このアップデートは互換性の問題に対処します。この問題は、サポートされていないレジストリの使用が原因で発生します。
- この更新プログラムは、Windows カーネルに影響する問題に対処します。この問題は CVE-2023-32019 に関連しています。詳細については、KB5028407 を参照してください。
以前のアップデートをインストールした場合は、このパッケージに含まれる新しいアップデートのみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。
既知の問題
現象1
この更新プログラムまたはそれ以降の更新プログラムをインストールした後、一部のサード パーティの UI カスタマイズ アプリを使用する Windows デバイスが起動しない場合があります。これらのサードパーティ製アプリは、explorer.exe でエラーを引き起こし、ループ内で複数回繰り返される可能性があります。影響を受ける既知のサードパーティ UI カスタマイズ アプリは、ExplorerPatcher と StartAllBack です。これらの種類のアプリは、サポートされていない方法を使用してカスタマイズを行うことが多く、その結果、Windows デバイスで意図しない結果が生じる可能性があります。
回避策1
この問題を防ぐために、この更新プログラムまたはそれ以降の更新プログラムをインストールする前に、サードパーティの UI カスタマイズ アプリをアンインストールすることをお勧めします。Windows デバイスで既にこの問題が発生している場合は、使用しているアプリの開発者のカスタマー サポートに連絡する必要がある場合があります。StartAllBack を使用している場合は、最新バージョン (v3.5.6 以降) に更新することで、この問題を回避できる場合があります。
現在調査中ですので、情報が入り次第お知らせいたします。
解決された問題
Windows 11 で解決された問題